2025/06/06 22:29


ブログでは毎月、占星術師イヴァルナによる書き下ろしの星のメッセージをお届けしています。

星たちの軌道は、運命の流れを映し出し、未来のヒントをそっと教えてくれます。

イヴァルナによる洞察が、あなたの内面にひらめきをもたらし、 愛や出会いにまつわる希望や心の準備を助けるものとなることを願っています。


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6月の空。 夏至の頃には、一晩中ほの暗い薄明が続きます。ですので、完全な暗闇になることはなく、最も遠くてかすかな星座はあまり見えません。今月は流星群もありません。 満月は、天王星が向かい合う形で、射手座で起こります。 射手生まれの方には、長らく待ち望んでいた転機が訪れるかもしれません。 この満月は「ミードムーン(Mead Moon)」と呼ばれています。 ミードとは中世から作られてきた飲み物で、蜂蜜を原料とした蜂蜜酒です。 「ハニームーン」というのも、もちろん愛と結びついていますね。 私たちは皆、誰かに愛されたい、頼れる存在が欲しい、ただそばにいてくれる誰かが欲しい、と思っています。 もしあなたに、パートナー、家族、友人、または大切なペットなど、愛してくれる存在がいるなら、その愛をしっかりと味わい、感謝しながらお過ごしください。 今月の星たちのメッセージは、こうした愛を持たない人々に向けられています。 「星たちが語る、6月のメッセージ」 世の中には様々な虐待の形があります。 絶え間ない侮辱や小さな屈辱、学校や職場、オンライン上でのいじめ、あるいは家族のために暴力的な関係に耐え続けてきた女性たちなど。このような状況が長く続くと、人は自分に対する尊厳を失ってしまいます。 自分に起きたことを人に話せなくなるのは、「自分が止められなかったこと」「逃げるだけの力がなかったこと」への恥の感情からです。 こうして孤立していってしまいます。そして、その孤独の中では、抜け出すことがさらに難しくなるのです。 他人によって絶望的なまでに無力にされることは、本当に恐ろしいものです。 それは、ある一度のトラウマ的な出来事から起こることもあれば、長年かけてじわじわと、屋根に降り続ける雨のように進行することもあります。 どちらにせよ、それがあなたの身に起こったなら、あなたは何かを失ってしまいます。 過去にひどく傷付けられたことによる影響は、かすかながら表出していきます。 被害者としての意識が残り、それがまた新たな加害者を引き寄せてしまうこともあるのです。 まずは、自分自身への見方を変えることから始めましょう。自分の価値を見出してください。 あなたは、あなたを傷付けた人たちが今生をかけて至れるレベルより、すでにずっと優れた存在なのです。 あなたは、いじめる側の人間ではありません。あなたには、愛される価値がある。尊重される価値がある。心の中でそう強く思ってください。まるでマントラのように、何度も繰り返すのです。そして、こうも思ってください。「私は、真のソウルメイト、真の友人、最良の運命を引き寄せる」と。 それを毎日、マントラのように思い続ければ、あなたの魂に強さが宿っていきます。魂こそが、私たちの運命の道を導くものだからです。 こうした思いは、やがて身体がまとう「衣」となり、あなたの佇まいや目線、無意識のしぐさなど、魂の目的を反映する無数の細やかな表現として現れます。これこそが、人を次々と引き寄せる磁力になるのです。その「本来のメッセージ」は、より良い運命を引き寄せる助けとなるでしょう。

心を込めて
イヴァルナ